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喫煙

喫煙は医療界では、「百害あって一利なし」という見解となっています。癌や心血管疾患、COPD(慢性閉塞性肺疾患)を含む呼吸器疾患、糖尿病など、さまざまな生活習慣病のリスクになります。一日の喫煙本数が多ければ多いほど心疾患発症率や死亡率が高くなります。心筋梗塞に関しては、1日10本程度で約3倍、20本以上で約4倍の発症率と言われており、こと男性において心疾患死亡率は、一日20本以内でも約4倍、20本を越える場合には約7倍ともいわれています。また、たばこの煙は周りの人にも悪影響を及ぼします。「受動喫煙」によっても、心血管疾患のリスクが高まることがわかっています。
 
たばこの煙の中には、ニコチンや一酸化炭素などいくつもの有害化学物質が含まれます。
ニコチンによって交感神経が刺激され、心拍数増加や血圧上昇がおこることで、心臓自体の仕事量は引き上げられるにもかかわらず、心臓を栄養する血管(冠動脈)の収縮による、心臓の筋肉への血流量の低下、酸素や栄養の供給低下を招きます。(給料は少なくされるのに、仕事はいっぱいさせられるというイメージです。)一酸化炭素は、血管内皮障害や血栓形成の要因にもなります。(血管の壁を傷つけ、血を固まりやすくするというイメージです。)

今すぐ辞められるなら辞めたいものですが、ニコチン依存性によって、そう簡単ではないのも事実です。でも少しでも辞めたいと思っているのであれば、まずは相談してみてください。

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