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高血圧

一般的には「最高血圧が140mmHg以上か最低血圧が90mmHg以上、またはその両方」である状態を指します。 血圧は基本的に緊張や気温などによって上がり下がりするものなので、一喜一憂してもいけません。しかし長期間にわたって血圧が高い状態が続いた場合、動脈硬化が進んで、心不全・心筋梗塞・大動脈解離・脳梗塞・脳出血といった恐ろしい病気を起こすリスクが高まります。これらの病気は、一度発症してしまうと、社会復帰できなくなってしまう場合もあるため、検診で注意喚起されているわけです。

心臓と血圧の関係をわかりやすく説明します。心臓も筋肉でできていますが、血圧が高い状態が続いていると、その血圧に打ち勝つために心臓が日々筋トレをさせられていると思ってください。手足は筋トレで筋肉がつくことはメリットが多いですが、心臓は筋肉がつくとデメリットばかりでてきます。心臓は全身に血液を送るポンプの役割をしているのですが、ポンプの機能として大事なのは風船のような「弾力」なのです。筋トレをして筋肉がつくと分厚くなり、「弾力」を失ってしまうのです。「弾力」を失った心臓は、寒くなって血圧が急に高くなってしまったときにその血圧を受け止めきれなくなり、急性心不全というポンプ失調状態に陥り、呼吸困難に陥り最悪の場合は突然死に至ったりするわけです。

怖いことになる前に、機会がありましたら、ご自身の血圧をチェックされてみてください。

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