子宮頸がんワクチン接種を開始しました
3月より子宮頸がんワクチン(ヒトパピローマウイルスワクチン)接種が可能となりました。
ウイルス感染を予防することで、子宮頸がんやその前がん病変(異形成、子宮頸部上皮内腫瘍)の発生率が減少します。
わが国では3種類のワクチンが承認されていますが、当院では9価ワクチン(シルガード®9)を取り扱っております。
9価ワクチンは子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウィルス型の88.2%をカバーしています。
感染するリスクである性交渉を経験する前に、ワクチンを接種することが望ましいとされています。
※HPVワクチンはすべてのタイプのウィルス感染を予防できるわけではないので、
ワクチン接種者も定期的に子宮頸がん検診を受けることが推奨されます。
定期接種:①小学校6年生-高校1年生相当の女子、
②キャッチアップ接種(平成9年度生まれから平成18年度生まれまでの女性:令和7年3月末まで)
定期接種:無料 (任意接種:1回28,000円(税込)
※1:1回目と2回目の接種は、少なくとも5か月以上あけます。
5か月未満である場合、3回目の接種が必要になります。
※2・3:2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2か月後と6か月後にできない場合、
2回目は1回目から1か月以上(※2)、3回目は2回目から3か月以上(※3)あけます。